学校へ行きたくない。
子どもが「学校に行きたくない」。その言葉は親にとってこんなにも悩ませる言葉はありません。
子どもの「行きたくない」には、どんな状況があるのでしょうか。
■ 心理的・環境的な理由
- 友だちとの人間関係がうまくいかない
→ 無視・いじり・仲間外れ・距離のある空気など - 先生との相性が悪い/注意されて傷ついた
→ 理不尽に感じた、否定されたと感じた - 授業についていけない・勉強に苦手意識がある
→ わからないまま置いていかれる不安や劣等感 - クラスの雰囲気に馴染めない
→ 発言できない、発表が怖い、集団行動が苦手、ふざけた感じが嫌 - 疲れている・睡眠不足・体がだるい
→ 本人も「理由がわからないけど行きたくない」と感じることも
親としてどう対応すればいいのでしょう。
① まずは「理由より気持ち」を受け止めることはとても大事です。
「行きたくないんだね」
「そう感じるくらい、つらい思いをしてるんだね」
➡ 「どうして?」「何が嫌なの?」と詰めると、子どもは心を閉ざしがちです。
原因を探る前に“気持ちに寄り添う”ことが最優先です。
② 焦って登校させようとしない
「明日から行けるようにしようね」ではなく、
「しばらく休んで、元気を取り戻そうか」と言える余裕が大切です。
➡ 親が“登校”をゴールにすると、子どもは「行けない自分=ダメ」と思ってしまいます。
③ 家庭を“安心できる避難所”にする
「学校に行けなくても、ここにいていいんだ」と思えることが、回復のスタートライン。
➡ 家でリラックスできる時間があれば、心が回復していく力が自然に働きます。
④ 話したがらないときは無理に聞かない
話せるときが来たらで大丈夫。「聞く準備はできてるよ」という態度が大切。
➡ 「話したくない」=親を拒否しているわけではなく、自分の中でも整理がついていないサインです。
些細なことでも大丈夫です。相談ください。
➡ 親子だけで抱え込まずに“味方”を増やすことも大切です。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、それは「行かない選択」ではなく、
「助けてほしい」という心のサインかもしれません。
親としてできる最大のサポートは、“安心してつらさを出せる場”をつくること。
そこから回復への一歩が始まります。
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