「外には7人の敵がいる」―子どもが家で爆発する理由とは?


◆「外ではいい子なのに、家で荒れる」その理由

仕事をするときとかに、「外には7人の敵がいる」という言葉を、使ったりします。
これは、大人ばかりではなく、子どもの世界でも同じことが言えます。子どもたちも社会の中で、いかに多くの“敵”――つまり、困難やストレスと日々向き合っているかを表す言葉でもあると言えます。

子どもにとっての“敵”とは、
・友だちとの人間関係
・先生の指導や評価
・集団生活でのルールや我慢
・思い通りにならない授業や課題

など、大人から見ると小さなことかもしれませんが、子どもにとっては心をすり減らす大きなハードルです。


◆家で爆発するのは「安全な場所」だから

外でたくさんの“敵”と戦ってきた子どもが、家に帰ってきてホッとした瞬間、
感情があふれ出てしまうことがあります。

泣く、怒る、癇癪を起こす、兄弟に当たる…
それは決して「ワガママ」や「甘え」ではなく、家が安心できる場所だからこそ出てくる自然な反応です。

つまり、「今日はいっぱい頑張ってきたよ」のサインでもあるのです。


◆家でも“いい子すぎる”と…?

一方で、家庭でもずっと「いい子」でいようとする子どももいます。
親に迷惑をかけたくない、怒られたくない、そんな思いでがんばりすぎてしまう。

でもその子は、外でも家でも気を張って、心を休める場所がなくなってしまっているかもしれません。
すると、ある日突然、外で爆発したり、心や体に不調として現れたりすることも…。


◆親にできることは、“気づくこと”

子どもが家で感情を出すことは、むしろ自然なこと。
「今日も外で頑張ってきたんだね」
そう声をかけるだけでも、子どもは安心し、自分を回復させていくことができます。

家は、“戦いを終えた子どもが帰ってこられる安全な場所”。
だからこそ、親は“味方”でいられる存在でありたいですね。


家は「心の基地」であっていい

「外には7人の敵がいる」――
この言葉を思い出すと、子どもの“爆発”にも、少し違う見え方ができるかもしれません。

大切なのは、
「この子は、今日どんな敵と戦ってきたのかな?」
と、想像してみること。

その想像が、子どもの心に届くまなざしや関わりへとつながっていくのだと思います。

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