注意ばかりしてしまう…そんな親ができる関わりのコツ
今回は「毎日、つい子どもを怒ってばかり…」「注意するのがクセになっている」と悩むパパ、ママさんへ向けたお話です。
「また怒ってしまった…」その罪悪感、よくわかります
子どもを育てていると、
- 宿題しない
- 何度言っても同じことをする
- 朝の準備が遅い
- 癇癪を起こす
こんな日常の積み重ねに、イライラして注意の言葉ばかりが出てしまう…。
そして夜、寝顔を見ながら「また怒ってしまった」と自己嫌悪に。
実はこの悩み、たくさんのパパ、ママさんが抱えているものです。
でも、そこには親にも子にも“理由”があるのです。
なぜ注意ばかりしてしまうのか?
親が注意してしまうのは、子どもに「ちゃんと育ってほしい」という思いがあるから。
そして、子どもが“できない”のは、性格ではなく「脳の特性」によるものかもしれません。
たとえば、WISCなどの検査でよく見られるのは:
- ワーキングメモリが弱い → 指示をすぐに忘れてしまう
- 処理速度が遅い → 時間内に行動できない
- 感情コントロールが苦手 → 些細なことでかんしゃくを起こす
これらは、「やる気の問題」ではなく、脳の使い方のクセなのです。
親ができる“関わり方のコツ”3つ
① 指示は1つずつ、具体的に
✕「早く支度して」
◎「ランドセルを背負ってね」「靴を履いてね」
→ 子どもには“やるべき行動を分解して伝える”ことが効果的です。
一度にたくさん言うと、聞き流されるだけになってしまいます。
②「できてること」にまず目を向ける
子どもは“注意”より“認められた経験”の方が、行動を変えるエネルギーになります。
- 「今日は靴そろえられたね」
- 「ランドセル、自分で準備してたね」
- 「泣いたけど、自分で落ち着こうとしてたね」
→ ささいなことでも事実ベースで褒めることが大切です。
③ 怒る前に、自分の感情に気づく習慣を
注意しすぎているとき、親もストレスがたまっていることが多いです。
そんなときは、**「怒る前に1呼吸」**を意識してみてください。
たとえば:
- 深呼吸を1回してから話す
- 「今イライラしてるな」と自分の感情に名前をつける
- 子どもから一歩離れて、数秒“見守る”だけでもOK
感情に振り回されないことが、穏やかな関わりへの第一歩になります。
「怒ってしまう」親も、大丈夫です
あなたが「怒りたくて怒っている」わけではないこと、私はよくわかります。
だからこそ、まずは**「自分もがんばっている」と認めること**から始めてみてください。
子どもの困りごとは、決してあなたの育て方のせいではありません。
その子の特性を理解し、少しずつ「できる方法」を増やしていくことが、
子どもの“自己肯定感”を育て、親の気持ちもラクにしていきます。
私のもとには、
「つい怒ってしまう」「この子にはどう関わればいいかわからない」というパパママさんがたくさん来られます。
WISCなどの検査を通して、お子さんの得意・苦手の傾向を整理することも可能です。
「うちの子、何か育てにくいな…」と感じたら、お気軽にご相談ください。
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- 注意が多くなるのは「親の愛情」の裏返し
- 子どもの“できなさ”には理由がある(脳の特性)
- 「1つずつ」「できたことに注目」「怒る前に1呼吸」を習慣に
- 自分もがんばっている、と親自身も認めてあげましょう
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